2016-12-11から1日間の記事一覧
千のプラトーの、第三のプラトー(第三章)訳文について、疑問点をあげる。 この章、訳の担当は、守中高明氏 「例えば核蛋白質の配列は、一定の相対的に不変な表現と不可分に結びついており、この表現をとおしてそれら個々の配列は有機体を構成するさまざま…
河出文庫版、3分冊の『千のプラトー』を、原文を見ながら、オンライン読書会で読み進めている。 文庫化にあたって訳文の検討がなされたと言うが、いろいろ不可解な点や単なるミスと思われる所が散見される。 気がついたところをメモしていきたい。
ブーバーについて論じる箇所。 熊野訳 〈私ーきみ〉によっては、友情以外の生のかたちを説明することはできない……つまりエコノミーを、ものとの関係を代表する、この幸福の追求を説明することができないのである。 上 123ページ Je-Tu……ne permet pas de ren…
原著と照らし合わせながら、レヴィナス『全体性と無限』を読むオンライン読書会をしている。 岩波文庫の熊野純彦訳で読書会をしているが、訳に疑問があるときなど、それ以前に出ていた国文社の合田正人訳と見比べている。 熊野訳を見ていると、合田訳を見な…