思想の読み書き

思想と哲学

千のプラトー

ヌクレイン 補足の補足

千のプラトー、守中訳で、塩基配列に該当する内容に核蛋白質(ヌクレイン)という訳語を採用しているのは不可解で、時代錯誤だという話をしてきた。 http://readthink.hatenablog.com/entry/2016/12/16/203908 もう一箇所、ヌクレインと訳された箇所があったの…

ヌクレインとヌクレオチド 補足

前の記事では、他のページにも同じ訳語の問題が見られることに気づいていなかったので補足する。 ヌクレインとヌクレオチドー『千のプラトー』 - 思想の読み書き 「本質的なのは、核蛋白質複合体のシークエンスの線形性である」 『千のプラトー』 上 132ペー…

ヌクレインとヌクレオチドー『千のプラトー』

千のプラトーの、第三のプラトー(第三章)訳文について、疑問点をあげる。 この章、訳の担当は、守中高明氏 「例えば核蛋白質の配列は、一定の相対的に不変な表現と不可分に結びついており、この表現をとおしてそれら個々の配列は有機体を構成するさまざま…

『千のプラトー』訳の検討

河出文庫版、3分冊の『千のプラトー』を、原文を見ながら、オンライン読書会で読み進めている。 文庫化にあたって訳文の検討がなされたと言うが、いろいろ不可解な点や単なるミスと思われる所が散見される。 気がついたところをメモしていきたい。