思想の読み書き

思想と哲学

全体性と無限

主題化されたものの認識(2) invocation はどんな祈りか

レヴィナス『全体性と無限』について。 前回コメントした箇所の続き。 La connaissance du thématisé n'est qu'une lutte recommen­çante contre la mystification toujours possible du fait; à la fois, une idolâtrie du fait, c'est-à-dire une invocati…

主題化されたものの認識(1)

レヴィナス『全体性と無限』を読んでいる。以下引用。 主題化されたものの認識は、事実についてはつねに可能な神秘化に対して絶えず繰りかえされる闘争にすぎない。 熊野訳、岩波文庫 上 114ページ ここで神秘化と訳された原語は、mystification だった。 La…

友情以外の生ー『全体性と無限』

ブーバーについて論じる箇所。 熊野訳 〈私ーきみ〉によっては、友情以外の生のかたちを説明することはできない……つまりエコノミーを、ものとの関係を代表する、この幸福の追求を説明することができないのである。 上 123ページ Je-Tu……ne permet pas de ren…

全体性と無限 訳の検討

原著と照らし合わせながら、レヴィナス『全体性と無限』を読むオンライン読書会をしている。 岩波文庫の熊野純彦訳で読書会をしているが、訳に疑問があるときなど、それ以前に出ていた国文社の合田正人訳と見比べている。 熊野訳を見ていると、合田訳を見な…